SNSはあなたを幸せにしたか ―世界を閉ざす不幸なメディアと訣別しようぜ

 
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「とぃってr(Twitter)」や「ふぁせぼおk(Facebook)」が悪いとはいわないし,使い方次第では便利なのだと思います。
しかしながら,あのたぐいのいものが主流になってしまったことで,まとまった分量のテキストを読ませるような個人のサイトやブログがめっきり少なくなってしまった気がして残念でなりません。
このサイトは便宜上ブログとしていますが,コメント機能を実装したweb日記だと思っています。 コメント欄があることで,たしかに双方向的なテクスト空間の広がりを可能にしますが,かつての掲示板(BBS)やチャットが担っていた役割を日記に組み込んだだけであって,軟弱なSNSとは一線を画するものものだと自負します。
わたしにはこのサイトのようなやり方,つまりサーバーを借りるところから始めて,デザインやコンテンツの内容まで好きなようにコントロールするやり方が合っているみたいです。
SNSとかいうツールも,あれはあれでいいけれども,140文字程度で主張できることにはどう考えたって限界がある。結論だけなら十分な文字数かもしれないが,そこに到達するまでの手続きを読みたい時もあるし,冗長で周辺的な部分に面白さを見出すことだってある。
いいねだとかリツイートだとかはよく知りませんが,常に互酬性を期待するような文章ばかりでは面白いはずがないと,個人的には思います。
個人のサイトはもっと自由であるべきです。自由に書きたい時は誰しもあるはずだし,他者が綴ったまるで一切の反論を受け付けないかのような俺様絶対至上主義的な文章にすがすがしさを覚えることすらあります。
そのようなサイトに出会う喜びは何ものにもかえがたい恍惚を伴うものです。
 

ページを開いた瞬間にものすごい勢いでブラウザのスクロールバーが縮まって,「おいおいいきなりこんな長文を読ませる気なのかよ」とうんざりしつつも,気がつけば著者の世界に引き込まれて読破してしまうような,分厚い文章をもっと読みたいんだよ!!!

個人のサイトを訪れた時に,個性豊かなメニューボタンの名称や配置に戸惑いつつもどこに何があるのかを探し当ててゆく困難な作業は,それ自体ときめきメモリアルなんだよ!!!

著者の魂の叫びが聞こえてくる個人サイトに出会った時の胸の高鳴りは,有名女優の流出動画だと知らされて,一週間かけて頑張ってダウンロードしたファイルの拡張子が不思議なことに.exeだった時のスリルと同じくらいプレシャスな経験なんだよ!!!

しかも拡張子判別のマイスター「極窓」は答えを知らないというしサイズが軽く1GBを超えているから安易にCD-Rに焼いて避難させることもできなくて,もうはっきり言って99パーセント騙された自覚があっても,諦めたらそこで試合終了なことをよく知るファイル分割のスペシャリスト「璃樹無」の世話になって解決を未来に委ねればいいんだよ!!!

 
インターネットは本来,実社会ではまず知り合えないような者へのアクセスを可能にし,無限の空間的広がりを期待させるものだったはずです。
それはたんなる情報交換に始まり,特殊な趣味の仲間探しから音速のS○Xまで,人と人とのきわめて特殊な欲望さえも結び付けながら外側の世界を知ることができたんです。
ところが,昨今,外へ外へと広がってゆくはずの展開に期待をしてインターネットを始めたところで,「○○さんはあなたの知り合いかも」などと興ざめするようなことをいわれる始末で,結局現状の枠内に留まらざるをえません。
決別した過去をいつまで経っても掘り返されるようでは,新たな関係を構築しようとするせっかくのやる気も失せてしまう。
あるいはすでにリアルな世界で成立済みの,十分すぎるほどクローズドな人間関係をより強固にすることに特化するような働きかけは,「オープン」なSNSによる渾身のギャグでしかないし,コンピューターと人間の不幸すぎる関係でしかないと思います。
mixiが隆盛を極めていた頃はよかったんです。初期のmixiは日記とコミュニティというシンプルな構成で,それなりに読ませる文章を皆綴っていたし, コミュニティでは質の高い情報が交換されていた。mixiはあのままでよかったのに,軟弱なSNSに影響され,余計な機能を追加し始めてから凋落の一途をたどり,残念ながら,今日往年の面影はない。
長文ならアメーバブログがあるいじゃないかと思われるかもしれないが,あれは「いかに改行しまくるか」を競う特殊な媒体だよ。
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これは20個あるアカウントのうちの1個をスクリーンショットしたもの
 
なにも内輪の話題に終始しているような閉じた空間が常に悪いと言いたいのではありません。このサイトもどちらかといえば閉鎖的だし,中身の問題を問いたいのです。
人のメンタリティが浮き彫りになるような文章に,人は興味を失ってしまったのか。インターネットが可能にしてくれるネットワークの無限の広がりには,もはや必要とされていないのか。
Webサイトを作る喜びを知る者が少なくなった昨今,期待するだけ無駄なのかもしれない。けれども,人の本質は簡単に変わるものではないと信じたい。
Facebookなんて今となっては単なる出会い系でしかありません。Twitterはバカ発見器と揶揄されるくらい低俗なメディアに成り下がりました。LINEとかいうものは最初からオワコンだし個人情報が流出したらしいいのでもうすぐ終焉するんじゃないのかな。
 
 
シェアとかいいねとか意味わかんねーよ!!!ふざけんな!!
ということで↓にSNSボタンがあるよ(笑)

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