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何回倒産するん?という突込みが聞こえてきそうなSANSUIたん!!!
いよいよ本格的に逝ってしまうとのことで、ネットな人たちを中心に嘆き悲しむ声が方々から聞こえる。
彼らの語りは大きくわけると、優秀だったオーディメーカーの終焉を悲しむ者と、かつてクソ株マニアたちを喜ばせていた時代を懐かしむ者とに二分される。
今回は、株の視座から山水を振り返ってみよう。
「元・東証1部上場の音響、映像機器メーカー、山水電気(株)は、
7月9日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
元・東証1部上場の音響、映像機器メーカー、山水電気(株)は、
7月9日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
当社は、1944年(昭和19年)12月に創業、47年(昭和22年)6月に法人改組された
高級音響機器及び映像機器の専業メーカー。61年12月には東証2部へ、70年3月には東証、
大証1部へそれぞれ上場を果たし、84年10月期には年売上高約525億5200万円を計上。
高級アンプ「SANSUI」として世界的なブランドを確立するほか、世界的なスピーカー、
JBL(米)の日本総代理店にもなっていた。
しかし、製品開発、生産体制などの立ち後れから、80年頃より経営危機が表面化するようになり、
(中略)
2012年4月2日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同年5月3日に上場を廃止。
同年12月27日付で、民事再生手続きを終結していたが、その後、資金繰りが続かなくなり
今回の事態となった。
負債は約3億5000万円
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3951.html
山水電気といえば糞株マニアたちを喜ばせてきた、知る人ぞ知る銘柄だよ。
最盛期(?)は1円と2円を行ったり来たりと、チャートがまるでバーコードだと揶揄されたもの。
でもね、トレーダーたちにとって悪い銘柄というわけではなく、ネタ的な萌え属性を内包していたし、「1円抜き」の楽しさを体感させてくれる貴重な銘柄だったのだよ。大もうけした人もいるらしいよ?
あのバーコードチャートは、独特の美しさがあったんだよ!!!!
それが、たった3億5千万円程度の負債で逝ってしまうなんて悲しすぎるでしょ。誰も助け舟を出さなかったのは、悲しいけどもうオーディオメーカーとしての魅力を失ったというか、そもそも今まで無意味に生かされてきただけだったりね。
悲しんでばかりいても仕方ないので、証券コード6793、山水電気の伝説を振り返ろう。
・資金不足で株主総会が開けなかったことがある
・とにかくトレーダーに遊ばれ放題であった
・逝きそうで逝かない逞しい生命力
・社内で内紛勃発
・上場廃止してから破産までが異常に長い
・1円抜きのつもりが2円抜きできた時のえもいわれぬ快感
・天井(2円)でつかまされた時の絶望感
・史上最低額のマネーゲーム
・マネーゲーム化してから成り行きで買う猛者がいたらしい
・いつも倒産しているイメージがあり、倒産マニアが歓喜
・釣具メーカーと間違われる
・そもそもトレーダーは何のメーカーか知らずに取引していた
・株だけが有名だった稀有な会社
・糞株四天王、糞株三兄弟の中ではまともな方
・株価がアレすぎてFUNAIレベルのメーカーだと思われがちである
もう、オーディーメーカーはだめかもしれんね。先日はパイオニアが逝ったし、バッタバッタとかつての老舗が倒産していく。
ただね、SANSUIたんは不死身なんだよ!
今ままで何度倒産した(イメージ)だと思っているわけ!
ようするに不死身なの!!
これが最後だと思う方がどうかしているわけ!!!
数年後の、倒産ニュースを待ちましょう。どこかで生きながらえているかもしれないじゃないの。そして、その時に「何度目だよ!!」と突っ込もうよ!!!
ところで、気になるのはぼくたちのFUNAI(フナイ)の今後だ。
FUNAIたんは?ぼくたちのFUNAIたんは大丈夫なの?と心配する人のために朗報がある。
FUNAI自体は北米でシェアを伸ばしており、あの天下のボストン・レッドソックスのオフィシャルパートナーとして、ホーム球場であるフェンウェイパークの目立つ位置に広告を出しているくらい突っ走っているわけ!!!!
ま、だからといって業績がいいかどうかは知らないけどね。
http://www.funai.jp/en/news/detail.php?pk=1392774647
では、ごきげんよう。